百戦錬磨のK君と大山登山へ。
出発早々にぼんやりと白いです。
奇跡の晴れ間を期待して進みます。
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久しぶりの登山でなかなかしんどくてスローペースになります。
振り返るとK君も遅れています。
「おかしい。ウエストが大きくなったんだよね」とお腹周りを気にしながら登ってきます。
油断すると見失ってしまいそうです。
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5合目の避難小屋の辺りも真っ白でした。
登れるところまで行ってみようと出発しました。
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大きなお腹のK君と撤退するか相談しながら、それでもゆっくりと進みます。
稜線まで出ましたが白いし風も強いです。
何度も山頂小屋の幻をみましたが、突然に白い世界に小屋が出現しました。
一安心です。
小屋は原型をとどめていません。
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なにも見えません。
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避難小屋ではベテランのK君が熱々の豚汁をご馳走してくれました。
最高に美味しかったです。
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下りではちらほらと晴れ間があり過酷だった登山が報われました。
下りでは私の太ももが悲鳴をあげます。
いつのまにか復活しているK君に励まされながらロボットのようにぎこちなく下山しました。
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ほとんど白い、ちょっと晴れた冬山登山でした。